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買った漫画 読んだ漫画「恋と国会」 2019/12/04

 恋と国会

恋と国会 (1) (ビッグコミックス)

恋と国会 (1) (ビッグコミックス)

  • 作者:西 炯子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/11/29
  • メディア: コミック
 

 姉の結婚、甥の一生の作者の西先生の新作ということで購入。

西先生の絵は繊細で、キラキラしていて、それでもキャラやストーリーはドロドロしていたりして読み応えがあるのでとても好きです。

 

あらすじ

三世代政治家の世襲議員の「海藤福太郎」と、政治のいろはの何も理解していないまま政治家になった元地下アイドル「山田一斗」のラブコメ(?)漫画。ふたりは真の意味での“政治家”になれるのか!?

 

感想

めちゃくちゃ面白かったのでおすすめです。

恋愛要素:1巻の段階ではまだまだ恋愛要素もなにもないが、海藤の過去になにかがあったのかという匂わせかた、一斗の天真爛漫さに振り回されながらも若干惹かれていく様子の散りばめ方が良い。政治と恋愛というのは一般的にはマッチしないだろうという組み合わせでも西先生の見せ方がうまいとしか言いようがない。

 

政治要素:一斗は政治の事何も知らない言わば読者側の人間、海藤はバリバリ政治に詳しい解説役かつ国側・党側の人間。一斗は「何を決めているのかわからない会議に賛成派として参加したくない」「自分はアホだが他の政治家はみんな頭がいい、のにどうしてこの国がいい方向に動いていかないのか疑問でしょうがない」という完全な国民側の主張を通してくれている。その一方で海藤は「仕事だから」と本音を全て飲み込んでいる国会のプロ議員になっている。その対比が面白かったです。

読んでいて、完全に一斗の言ってることが正しいのに、国会という場では海藤のが正しい。海藤にももちろん海藤のなかの葛藤や努力があって精一杯やっているってのも伝わってくる。

 

早く続き読みたい(2巻は2020年夏)

 

https://bigcomicbros.net/comic/koito_kokkai/

(1巻試し読み)