週刊ガスキー

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読んだ漫画 2021/9月 とらドラ!/ジョジョ/などなど

とらドラ!(1~9)

 

ある日逢坂大河とイチャイチャする夢を見た。幸せな夢だったが目が冷めた瞬間に猛烈な喪失感と切なさに襲われ俺は頭がおかしくなった。(ので1巻から読み返した)

全巻揃っているものだと思っていたがまさかの9巻と、5巻がなかった。9巻はともかくとして5巻がないのに今まで普通に生活してきた自分が恐ろしい。

あと9巻が最新刊だが最終巻ではない。2019年に発売したのを最後に音沙汰がないがそれでもとらドラ!は終わってない。原作もアニメも2009年に終わってしまったが漫画は2021年現在でも終わっていない。2022年になっても、終わることはないだろう。絶叫先生ありがとう。とらドラを終わらせないでくれて。

 

ということでとらドラを知らない人にどんな話かを説明すると主人公もヒロインも他に好きな人が居て互いの告白をサポートする協力関係を結ぶ内に互いを好きになっちまうという”あの頃”の恋愛漫画にはよくありそうであんまり無いタイプの恋愛ストーリーでした。ツンデレ黄金期でツンデレ三盆柱とえいば逢坂大河とシャナとルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールというのは有名な話ですね。

 

主人公の竜児やヒロインの大河が急に好きな人の鞍替えをする、と聞くと恋愛漫画で一番やっちゃいけないやつだろと思われがちですが、最初の実乃梨や北村に対する恋愛感情は本気のものであり、それに対するアプローチもしっかりした上で玉砕し(または本当の気持ちに気が付き)竜児と大河がくっつくという流れなので読んでいてモヤモヤするところも一切ありません。気持ちの良いくらいの恋愛ストーリーです。アニメを見よう。クリスマス回で、涙しよう。

 

ハイパーインフレーション(2)

奴隷船編。私がハマったきっかけになった自白剤話も収録。

人の命の尊さがわからんのか!60万ベルクだ!はもう名言。グレシャムさんが金の亡者であるという印象をこれでもかというくらいに植え付けてくる。グレシャム目線での話があまりなかった頃は「あー金の亡者の奴隷商人ね~はいはいあるあるキャラやね」みたいなレベルの敵キャラ感だったグレシャムさんが「こんな金に狂ってるヤツそうそういねえぞ」みたいなヤバさにまで昇華している。キャラ付けってのはここまで突き抜けてこそってのを見せつけられた。

 

自白剤回は本当に好き。今まで散々「好感度を上げてこっそり贋金の通し番号を聞き出そう!」みたいなヌルい知略バトルやってたのに、埒があかないと気がついた次の瞬間に麻酔使って自白剤で吐かせるって誰がやるんだその展開ってくらいぶっ飛んだスピード感で話が進んだときにはこの漫画ヤベェ・・・ってなった。こっちのストーリー展開の想像をとんでもない方向から超えてくる。だからこの漫画は面白い。

 

 

ブラック・ラグーン(12)

久々の新刊で新章スタート。黒人狩りの6人のスーツ美少女軍団との戦闘。かなりチープな見出しから始まったけれどかっこよければそれで良い。敵キャラがザコすぎるし頭も悪いからロベルタや双子編以下だしおもろくないぞみたいな話が目についたけどもロベルタも双子も序盤の敵じゃないんだよもうあれは。初っ端からぶっ飛んだキャラすぎてて感覚が麻痺している。12巻一冊では黒人狩り編は終わってないので13巻も楽しみ。いつ出るかはしらんけど。

 

弱虫ペダル(74)

各高校のキャプテン選出が終わって順当なキャラがキャプテンに。そらそうよ。坂道が御堂筋クゥンに友人感情を抱いているのめちゃくちゃおもしろかった。御堂筋これで急に”友人が大事!仲間との連携が大事!”ってことに気がついてキャラ変してきたらそれはそれで面白い。でも結局そんなことはないんだろうな・・・

 

 

微熱空間(4)

この巻は”ヤバ”い。現場からは以上です。

 

ジョジョリオン(27)

ジョジョ8部完結。追うもの追われる者の戦いが終わった。止めは東方の母が差し、目的を完遂させた。等価交換によるつるぎの”呪い”の解除、ひいてはこのジョジョリオンが”呪いを解除するために躍起になる家族の話”だったと言われたときには目からウロコだった。ここまで読んできて全くそんなこと頭になかったが言われてみればそのとおりだった。なぜ全くそこに言われるまで気が付かなかったのか。ずっとジョセフミと吉良吉影の出生の謎について迫る話だと思っていたけれど、全く違ってた。そりゃその視点でみてても話が進まねーなとしか思わないわけだ。

もう一度ちゃんと”東方家の呪いの話”として読み返してみることにする。

話の終わらせ方は本当にピカイチだと思った。

 

古見さんはコミュ症です(22)

修学旅行編終了。本当に読んでいて辛くなってくる。展開的に、というよりも漫画としてかなり辛い。絵柄の崩し方、コマ割、セリフ回し、テンポの何もかもが読み難いとしか言いようがない。

いつ頃からなのだろうか、回想シーンやモノローグをコピペかってくらい連続で貼って1ページを埋めるようになったのは。それが多用されてもう漫画としての体裁すら保てていない。

アメリカに修学旅行に行ったのは一体何のためだったのか。アメリカである必要もそしてその舞台設定を利用した話も皆無な修学旅行だった。恋愛模様は佳境らしいが、とっちらかり過ぎて収集がつかない。ただただ古見さんの可愛いところを見せてくれるだけで良かった。