ゼルダ無双 厄災の黙示録 100%クリアしました。
作品紹介
知られざる100年前の戦場へ──『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の世界観を継承した作品。「ブレス オブ ザ ワイルド」では過去として描かれた大厄災にフォーカス。100年前何が起きていたのか、どんな戦いがあったのか。「無双」シリーズならではのアクションとともに、ドラマティックなストーリーが描かれる。
はじめに
プレイ時間約61時間でマップ100% レベル全キャラ100LV到達しました。
完走した感想ですがなかなか面白かったです。
正直無双ゲーということで前作(wiiU版ゼルダ無双)もプレイしたこともなかったですし、無双といえばみたいな戦国無双やBASARAもちょっとしか遊んだことなかったので楽しめるかどうか不安でしたが、とりあえずはブレスオブザワイルド遊んでれば十分楽しめる具合のゲームになっていてよかったです。
60時間プレイしましたが飽きも来ず遊べました。武器厳選や周回効率を考えだすと結構最後までやりこみ部分を残せて遊べたのが良かったのかなと思います。
以下ネタバレ等あります。
ストーリーについて
賛否両論みたいな話も聞いてましたが個人的には概ね良好です。
序盤から”テラコ”という未来から来た小型ガーディアンが加勢して、神獣や未来から来た仲間の手引をしてくれます。未来から来た仲間というのはユン坊やシド(成長)といった本家BotWでリンクの手助けをしてくれた人たちですね。
この時点でオリジナルのBotWをプレイしていない人は置いてけぼりだという点と、これは純粋な過去編ではなくてパラレルワールドだとかなんとかで批判があるとのことですが、そもそもBotW知らん人が買うもんじゃないし、純粋な過去編で無双やったらそれはそれでキャラ足りないわボリューム不足になるわ100%バッドエンドだわで批判が出てくるようにも思えますので、この変更は普通に『このゲームを楽しく遊ぶための工夫』として高評価です。
結果としてはBotWでは厄災ガノンやその分身に殺されるはずだった手前で未来からの子孫の手助けで事なきを得たところから反撃の狼煙を上げて厄災討伐戦に移行するといった流れになるので、そこまでは純粋な過去編だと思って見れば問題ないでしょう。
この未来からきた謎の小型ガーディアン”テラコ”なんですが、幼少期のゼルダが制作した記憶シーンがあったりしたのですが本家では出てきません。なのでテラコがBotW2に登場してきたら胸アツな展開なんじゃないでしょうか。どこかに埋葬されていたテラコとその機能を利用して2が過去に向かわしたんだなーという展開になればいいんですがね。
ゲーム性について
戦闘
単純な無双ゲーの知識が乏しいのですが、シーカーアイテム4種とロッド3種、弱点やウィークゲージブレイクからのラッシュ/スマッシュといった戦略性と爽快性を両立させたいいバランスの戦闘システムだと感じました。水辺や周辺にある爆弾樽などを利用したシーカーストーンを使った攻略もなかなかおもしろいのですが、水辺にいる的にアイスブロックを当てる以外の地形コンボはあまり利用しなかったので魅力にはカウントしにくいかなとも思いました。
(爆弾樽があるステージが限られている/ビタロックはコンボが途切れたりダメージが稼ぎにくかったりするので使いにくい/マグネキャチはカウンター専用ぐらいであまり使いにくい)
しかしキャラによってシーカーストーンのモーションやコンボが一つ一つ違うのは純粋にすげーなと思いました。
キャラ
ネタバレにもなりますが使用できるプレイアブルキャラは
リンク/ゼルダ/インパ/ミファー/ダルケル/ウルボザ/リーバル/ボックリン/大妖精/導師ミィズキョシア/シド/ユン坊/テバ/ルージュ/コーガ様/ハイラル王/テラコ/厄災ガノン
の18キャラです。
英傑の4×2人は当然としてまさかの大妖精や導師、ハイラル王が使えます。意外すぎてビビりました。
使い心地が良かったキャラ順としてはインパ>リンク>ゼルダ>ミファー>リーバル>>その他といった感じでした。
インパが強すぎる。武器もインパだけ頭一つ強いのが存在するという優遇具合。インパ無双。かわいいしな!100年後はヨボヨボだけど。
無双インパはかなりお転婆でハツラツとしたキャラなのですごい好きです。パーヤは引っ込み思案で内気なので真逆に見えますね。久々にBotWやってみたらまたインパ周りの印象が違ってくると思います。
他のキャラについてですがかなり技に癖があったりして使いこなせれば面白さが見えてくる、といった感じになっています。
武器
武器による動作の違いですが、リンクは片手剣両手剣槍の3種類の武器を使えるのでそれぞれモーションや技構成が違いますが、他キャラは差はありません。
それぞれに刻印と個体差が存在していてそれを厳選する楽しさがあります。刻印は付け替えが可能なので刻印レベルの高い物が出るまで集会したり、個体値の高い武器を厳選したりとやりこみ要素はあります。
しかし刻印は4つまで、武器の上限値も決まっているのと厳選しても数%しか性能差が開かないというところもあり、完全にクリアしたあとで必死に厳選するか、と言われると微妙なラインです。私はしませんでした。
ハクスラ要素とも言えるこの武器システムですが、真面目なハクスラゲームだと防具やアクセサリなどの組み合わせによる厳選もありますが今作は無双なので『武器のみ』となります。攻略に使える『攻撃特化』の武器と厳選に使える『アイテム収集特化』の武器だけ作ればそれでOKな気がします。
辛かった点
コログ収集が100%クリアのために必須なのが辛い点でした。
メインストーリー中に隠れているのを見つける必要があり、BotWよりはパターンが少ないのでかんたんに見つけることはできるのですが、ボス行っちゃうと引き返して取れなくなるのでまたクリア後にもう1周して・・・とかが何度もあったので心が折れかけました。
しかも一部のサブミッションにも隠れているとかいう鬼畜仕様。
プレイ時間のうち4,5時間は確実にコログのために割いていると思います。
またSwitchなので実績解除がありません。100%のやりこみをしてもそれがトロフィーなどの形にならないのが辛い点でもありますね。
総評
60時間しっかり遊べるゲームなので非常に満足でした。
本家の方は今見たら120時間遊んでまだコログ収集しきってないヤベーゲームなので比較するとアレですが。
また、難易度はイージー/ノーマル/ハード/ベリーハードとありますが敵の攻撃力と硬さとドロップ率以外変わらないように思えたので別にサクサク遊びたいならイージーでやっても問題ないと思います。
イージーはかっぱえびせんくらいの硬さで、ベリーハードはハリボーくらいの硬さです。
BotWやったことある人なら軽く触ってみてもいいと思いました。