週刊ガスキー

買ったガジェットと漫画とHearthstoneの実績情報をその都度更新

買った漫画 読んだ漫画(よふかしのうた)2019/11/29

よふかしのうた

よふかしのうた (1) (少年サンデーコミックス)

よふかしのうた (1) (少年サンデーコミックス)

 

あらすじ

 不登校不眠症な主人公の夜守コウはある日初めて深夜に外に出る。そこで出会ったのは吸血鬼の七草ナズナ。「夜ふかしをするのは今に満足しないからだろ」という言葉が突き刺さり、コウは吸血鬼に憧れる。しかし血を吸われても吸血鬼にはなれない。吸血鬼になるには吸血鬼に恋をした状態で吸血鬼に血を吸われないとならないと知り、コウは頑張ってナズナを好きになって吸血鬼になろうという話。

 

感想

エモい。エモすぎて江守徹になった。その一言に限る。

コウが不登校になった理由は些細なものだけれど、その背面にあるのは親の無関心、愛を欲しているという情景が見て取れる。女性が苦手だけれどもナズナには惹かれている。でも血を吸われても吸血鬼にはなっていないということはまだ恋ではないという状態。恋をしているという状態を確定させるのがこの血を吸う行為なんだけれどもドキドキしていてもコレはまだ恋ではない。恋ってなんだ?という話になってくる。恋心、毛利小五郎、鬼の形相。

 

途中でトランシーバーを使ったやり取りとかでてくる。いいよね。トランシーバー。子供の頃遊んだし憧れた。その話題も漫画中に出てくるけど彼みたいな遊びしてたのはそんないないと思うわ。150mしか届かないってのもいいよね。近すぎず遠すぎず、でもその距離にいるどこにいるんだろう、って探すっていうね。この漫画の雰囲気に合っていてとてもいい通信手段だと思うのね。

おっちゃん実は山に行く仕事してて普通に距離飛ぶトランシーバーで連絡しあってたりするんだけど、もうあれは業務のそれだからね。はいこちら(番号)現地到着~指示願いますどうぞーとかね。そういうやり取りはしてないんですよね。「こちら前方に敵発見、殺しますか?どうぞ」「・・・泳がせろ どうぞ」 こういうやり取りだよね。楽しいやりとりってのは。

 

あともうナズナのキャラがいいんですよね。吸血鬼でおっさんくさくてシモネタ言うくせに純情ってね、どんなキャラ詰め込んでるんですかね。グヘヘ

 

2巻以降も楽しみに待ってます